業者も思わず驚いた、トイレにつまっちゃったあんな物やこんな物
我が家のいたずら盛りの2歳の娘が、ちょっと目を離したすきに大量のトイレットペーパーを流してしまい、トイレを詰まらせてしまった。我が家はマンション住まいで、以前他の家から水漏れしたときに、下の階だけでなく、その階の人たち全員に迷惑をかけてしまった…という話を聞いていたので、被害を大きくしないためにも早めに業者さんを呼んで対処することにした。業者さんは夫と年齢が変わらないくらいの、とても感じのいい人だった。我が家のトイレをみるなり、「うちにも同じくらの息子がいるんですが、やっぱりトイレットペーパーを便器に突っ込んで大変なことになりましたよ」と苦笑いしていた。こんなことするの、うちの娘だけかと思っていたので少し安心したのだった。その業者さんによると、トイレが詰まる原因の殆どがトイレットペーパーなんだそうだ。だけどもちろん原因はそれだけじゃなくて、業者さんでも思わず驚いてしまうようなものまで、トイレに詰まらせてしまうことがあるらしい。例えばあるお宅では、便器を床から剥がさなくてはならないほどの詰まりだったらしく、中を見てみるとエロ本が詰まっていたとのこと。確かにその家にはその年頃の男の子が住んでいたらしく、その業者さんは機転を利かせてそのエロ本を依頼主である母親にバレないように処理したそうで、業者さんのやさしさに思わずほっこりとしてしまった。それから別の家では大量のテスト用紙が詰まっていたらしく、やはりそっと処理したとのこと。小学生くらいの女の子が、バツが悪そうにその業者さんを見ていたので、母親に聞こえないようにこっそりと出来の悪かったテストの処分の仕方を教えたそうで、これまた業者さんの機転に心が温まった。
業者さんは去り際、「子供がこっそり何かを処分しなくてもいいよう、子供とオープンな関係を築きたいものですね」と言い残していった。まさにその通りだなーと納得したのだった。